小さいタイヤって、いっぱい漕がないと進まないんじゃないの?効率悪そう・・・
私が、小さいタイプの子乗せ電動自転車を、初めて見たときの印象です。
最近、町中を走っている子供乗せ自転車のほとんどが、小さいタイヤのタイプ。
最初は
くらいに思っていました。
しかし、小さいタイヤの子乗せ電動自転車が、今や主流になりつつあります。
デザイン的に流行っているだけでなく、「子乗せの電動自転車ならでは」の理由があって売れています。
実際、私も電動自転車購入の際、悩みに悩んで小さいタイヤのヤマハ「PAS Babby un(パスバビーアン)」を買いました。
この記事では
小さいタイヤって大きいタイヤに比べると本当に効率が悪いのか?
実際に小さいタイヤの電動自転車に乗ってみてどうなのか
を重点的に書いていきます。
パッと読むための目次
子供乗せ電動自転車のタイヤのサイズ
子供乗せ電動自転車のタイヤサイズは基本的に3パターンです。
- 前後とも20インチの小径車
- 前後とも26インチ
- 前輪が22インチ、後輪が26インチ
前輪22インチ・後輪26インチの自転車は、あまり販売されていないので、街で見かけるものはほぼ、前後とも20インチか26インチのものだと思います。
なぜ小さいタイヤの子乗せ電動自転車が人気なの?メリットは?
バランスがとりやすい
子供を乗せていると、ふとした瞬間にバランスを崩しやすくなります。
小さいタイヤだと、重心が低いため安定感あります。
万が一ふらついて倒れそうになっても、すぐに両足で踏ん張れるので安心です。
ゆっくり走るときは特に、小さいタイヤの方がふらつきにくいです。
子供を乗せるのが楽
子供の体重が10Kgを超えてくると、抱え上げるのが大変です。
車種にもよりますが、後輪が26インチと20インチタイプだと、約15cmほどチャイルドシートの位置が変わってきます。
つまり、タイヤが小さい方が、自転車への子供の乗せ降ろしの負担が減ります。
また、大きくなれば自分で乗り降りしてくれるので、すごく楽です。
タイヤが小さくなると車体も小さくなり、小回りが効くので、Uターンも楽にできる点も嬉しいポイントです。
小さいタイヤって大きいタイヤに比べると本当に効率が悪いのか?デメリットは?
小さいタイヤのデメリットは、道路の凸凹を拾いやすく、真っすぐに走るときの安定性がないことです。
小さいタイヤはたくさん回るので、どうしても路面の影響を受けてしまいがちです。
スピードが速くなるほど、不安定になっていきます。
が、子供を乗せてガンガンスピードを出すこともないですし、基本的に電動自転車は時速23kmを超えるとアシストしてくれなくなりますので、さほど気にする必要はない思います。
ペダル一回転で進む距離って、実はタイヤの大きさは関係ない
タイヤが小さくても、タイヤとギアの比率がうまく調整されているので、ペダルを一回こいだときに進む距離は、大きいタイヤとほとんど変わりません。
また、スピードに関しても、タイヤが小さくなるほど多くタイヤを回す必要があると思われがちです。
しかし、子乗せ電動自転車の場合、タイヤとギア比率の調節により、ペダルを一生懸命にグルグルと回さなくても、ある程度のスピードは出るようになっています。
変速付きのものも多くあるので、「小さいタイヤ=スピードが遅い」わけではありません。
注意すべきは「タイヤの太さ」
小さいタイヤの子供乗せ自転車は、3人乗せて走る重さに耐えるため「幅広の太めタイヤ」が多く使用されています。
タイヤが太いと、駅やショッピングセンター、マンション、スーパーなどの駐輪場によくある「レール式の駐輪場」にタイヤが太すぎて入らず、駐輪できない場合があるということです。
無理に入れようとすると、前輪の軸の部分に速度センサーが付いている車種もありセンサーが破損してしまいます。
(※速度センサーが壊れると、電動自転車はまったくアシストしてくれなくなり、ただの重たい自転車になります)
小さいタイヤの子乗せ電動自転車の購入を考えている場合は、あらかじめカタログなどで確認しておくことをオススメします。
実際にヤマハPAS Babby unに乗ってみて
最初は、私も小さいタイヤに抵抗があったのですが、慣れると使いやすい!
私の中で小さいタイヤにして良かった部分は
- 子供の乗せ降ろしが断然に楽になった
- 狭い場所で小回りが利く
- 走行中、子供が多少動いても安定感がある
などの点です。
ただ、3人乗り対応で頑丈に作られている分、車体自体が重たいので電動アシストを切っての運転は地獄です。
まとめ
言葉で説明しても、なかなか乗り心地までは伝わらないので、実際に「試乗」で試すのが一番かと思います。
少しの期間だけしか利用しないという場合、電動自転車の短期間レンタルもありますよ。