骨折する基準値の17倍
この数値、実は子供をおんぶした状態の自転車運転で、転倒した場合、子供にかかる衝撃値。
東京都目黒区の東京工業大学で、子どもの事故予防に取り組む小児科医や研究者のグループの研究結果になります。
研究風景はこちら
骨折する基準値の17倍ということは、自転車転倒時に「死亡」も十分に考えられるということですよね。
怖い話です。
私自身も、運転免許は持ってるけど、根っからのペーパードライバーだし、家に車1台しかないし(パパが会社に乗っていく)ので車と言う選択肢はありません。
「保育園まで歩く」のが一番良いのは分かっていますが
- 保育園まで遠い
- 上の子が色んなものに興味を持ち、なかなか歩かない
- 上の子が途中で、疲れたぁ~と言い出す
- 下の子の重みで、腰と肩がやられる
- 保育園の布団や備品を持っていく日は、登山家並みの装備
こんなことが、送り迎え合わせて1日2回とか耐えられないのも現実です。
この記事では、
自転車で抱っこ紐を使う「危険性」と出来るだけ危険を回避する方法をご紹介します。
パッと読むための目次
自転車で抱っこ紐を使う「危険性」
以前、「前抱っこで自転車に乗るのは法律違反」という内容をご紹介したことがあります
この記事で、「前抱っこは視界が妨げられ危険だから、法律で禁止されてる」というお話をしました。
が、「おんぶでの自転車走行は認められている地域が多い」こともお伝えしました。
しかし、前抱っこでもおんぶでも、転倒するとほぼ同じ「骨折する基準値の17倍」の力が子供に加わります。
特に「ヘルメット無しの時期」が一番危険
「自転車に乗った大人の背中」という高い位置から落下し、大抵の場合は最初に頭を強打します。
街でよくみかける「抱っこやおんぶ自転車」の赤ちゃんの多くは0歳児で、ヘルメットをかぶっていません。
「自転車の安全利用促進委員会」によると、一般的にヘルメットの多くは推奨年齢が1歳以上のため、0歳児の場合は頭を守る手段がないに等しいとされています。
もし万が一、転倒してしまった場合を想定して、私はお座り時期から使用できるごっつん防止のアイテムや、分厚めの帽子などを必ずかぶせていました。
気休めかもしれませんが、「最悪の自体だけは避けられるかもしれない」という意識でつけていました。
事故に遭わなかったのは、たまたま運が良かっただけ
当たり前ですが、誰でも事故に遭う可能性を秘めています。
自分がどれだけ注意していても、相手にぶつかって来られたりすると転倒してしまいます。
私も、十分に注意して運転しているつもりですが、曲がり角などでヒヤリとする場面は何度かありました。
急いでいてもこれだけは・・・
どれだけ急いでいても
●雨の日は見通しが悪く、滑りやすくなるので十分に注意する。
●スピードを出し過ぎず、坂道や曲がり角は極力ゆっくり行く。
●見通しの悪い交差点はベルを鳴らして、存在をアピールする。
●暗くなったら必ず自転車の電気をつける。
●抱っこ紐はできるだけ、体に密着させた状態で背負う。
を心がけてください。
特に雨の日は、歩くつもりで時間に余裕をもって準備してください。
また、傘ではなく必ずポンチョやカッパを着用しましょう。
自転車のタイヤへの絡まりも注意
つい最近も、雨上がり自転車に傘をさして運転し、傘がタイヤに絡まり転倒。
抱っこしていた赤ちゃんが、亡くなるという事故がありました。
また、寒い時期は、マフラーや子供のひざ掛けなどが、タイヤに絡まったりしないか十分に注意が必要です。
まとめ
子供がいると時間との勝負ですよね。
最近は共働きの家庭が多いので、送り迎えの時間は特にシビアになりがちです。
でも、事故が起こってからでは遅いのも現実・・・
免許なしで誰でも乗れる自転車ですが、時に命が奪われる危険な乗り物であることは、間違いありません。
時間と心に余裕をもって、ゆっくりと運転してくださいね。