我が家で、珪藻土バスマットを使い始めて、その快適さにびっくりしているわけなのですが、先日気になる情報を目にしたので徹底的に調べてみました。
パッと読むための目次
珪藻土バスマットにカビって生えるの?
珪藻土バスマットの最大の特徴は、その吸水性と速乾性です。
カビ菌が繁殖するのに必要な3つの条件は
- 温度
- 湿度(水分)
- 栄養
です。
珪藻土バスマットは、速乾性に優れていますので、表面の水分はほとんど残りません。
ですので、カビ菌が非常に繁殖しにくい環境を作っています。
現に、娘がびちょびちょの足で何度も踏んでもこの通り
すぐに足型がうすーくなって乾いてしまうんです。
お風呂上りは、珪藻土バスマットを壁に立てかけて、陰干ししておくだけで、基本的にはOKです。
速乾性に優れているのになぜカビが生えるの?
それは、珪藻土バスマットの内部に溜まった水分が、しっかりと放出できていない為。
珪藻土バスマットは乾燥した場所で陰干しした場合、内部の水分を放出してくれます。
しかし、逆に湿気の多い場所ではその吸水性の高さから、さらに空気中の水分を吸収してしまうのです。
つまり、常に湿度が高くなりやすいような場所で使い続けると
- お風呂上がりに吸収した水分を充分に放出することができない
- 空気中からも水分を吸収してしまう
- 結果、内部にどんどん水分が蓄積
- カビが生える
となってしまうわけです。
特に、機密性の高いマンションなど、コンクリートでできた建物は注意が必要です。
木造の住宅とは違って通気性が悪いため、換気を怠ってしまうと湿気を溜め込み続けてしまいます。
マンションなどのコンクリートの建造物は、出来てから1年程かけてコンクリートの水分が抜けていきます。
そのため、新築のマンションは湿気がより溜まりやすいので、注意が必要です。
孔詰まりが原因の場合もある
珪藻土には小さな小さな孔が無数に開いており、この孔で水を吸ったり、放出したりしています。
これに皮脂や石鹸汚れが詰まってしまうと、この循環が上手くいかなくなり、カビの原因となってしまいます。
ですので、最低でも半年に1度は、珪藻土バスマットの表面を紙やすりで磨きましょう。
紙やすりでのお手入れ方法はコチラをご覧ください
もしカビが生えてしまったら?
もし珪藻土バスマットにカビが生えてしまったら、カビキラーなどの漂白剤を使用しましょう。
この漂白剤をカビの部分に吹きかけて、洗い流すことでカビを取ることができます。
※一部商品によっては漂白剤が使えないものもあります。
一度の使用でカビが取れない時は、何度か繰り返し試してみてください。
漂白剤のスプレーを吹きかけた後、泡が珪藻土バスマットに完全に吸収される前に洗い流すのがポイントです。
洗い流したあとは、風通しの良い場所で乾かしてくださいね。
珪藻土バスマットに虫って湧くの?
ダニなどの虫が繁殖するためには、ある程度の水分量が必要となってきます。
微生物ですら、乾燥麺類やクッキーやクラッカーなどの乾いた環境では、繁殖することはできません。
つまりカビと同じで、基本的に珪藻土バスマットを通気性の良い場所で陰干しして使用していれば、虫が湧いてくることはありません。
買った時、すでに虫が住んでいる可能性は?
珪藻土バスマットは作る工程で、180度以上の高熱に何度も晒されますので、もとから虫が中にいたという事は考えられません。
また、その時に精製されるナノレベルの微細な穴は、ミリ単位の100万分の1で、基本的には虫が入り込めないようになっています。
では虫が湧いたという書き込みはウソ?
信憑性は分かりませんが、虫が湧いたのは珪藻土バスマットではなく、珪藻土の「壁」だったという場合もあります。
珪藻土の壁は、珪藻土以外に接着剤などの不純物が混ざっています。
その不純物が、虫が湧いてしまう原因を作っているのかもしれません。
中国製の珪藻土バスマットは危ない?
中国製の一部珪藻土バスマットには「アスベスト」という発がん性物質が含まれている可能性があります。
日本で、珪藻土バスマットを加工されている会社のホームページによると
◎自社調査における見解◎
1.日本製、国産のケイカル板についての見解
日本製のケイカル板についてはアスベストが混入されていないことが現状継続して確認されています。2.海外製、主に中国製のケイカル板についての見解
自社調査の中で中国製建材については高い危険性があるという見解を持っております。
現在流通しているケイカル板(商品名珪藻土バスマット)などが該当の製品となります。
上記のような見解がなされています。
しかし、この会社のホームページを最後まで読んでみると
「加工の段階で出るアスベストが、加工作業する社員に対して危ないので、中国製の珪藻土バスマットの加工を受け付けていない」
と書かれています。
つまり普段私たちが使用する分には
という気がします。
「焦げを食べると癌になりやすい」と同じレベルで、毎日バケツ一杯レベルで大量に摂取しない限りは問題ないと思います。
まとめ
珪藻土バスマットにカビや虫が湧く問題は
しっかり風通しの良い所に陰干しすること
最低でも半年に一度紙やすりで磨くこと
で大半は防ぐことが出来ると思います。
中国製が危険という問題は、やはり微量でも中国製の一部の商品には、発がん性がある「アスベスト」が含まれていますので、小さな子供がいたりして気になる場合は、日本製を検討した方がいいでしょう。
既に買ってしまって、どうしてもバスマットとして使いたくないという方は、こちらにリメイク方法を書いていますので合わせてご覧ください