赤ちゃんは抱っこが大大大好きです。
まれに、抱っこが嫌いな赤ちゃんもいるようですが、うちの子は、寝ている間以外はほぼ1日中の抱っこちゃんでした。
少しでも楽したいがために、
「電動バウンサー」や「電動ゆりかご」という文明の力にたよってみました。
が、結局
●なんで抱っこじゃないとダメなの?
●抱き癖ってあるの?
●もっと楽に抱っこできる方法はないの?
パッと読むための目次
赤ちゃんが抱っこを好きな理由
心臓の鼓動が聞こえるから
赤ちゃんを抱っこすると、ちょうど胸の位置に赤ちゃんの耳がくっつき「心臓の鼓動」が聞こえます。
心臓の音は、赤ちゃんがお腹の中にいるときから、聞きなれている音なので安心できるとされています。
母乳のにおいが好きだから
ママ抱っこの場合、「母乳のにおい」が「羊水のにおい」と同じとされています。
リラックスできるホルモンが分泌されるから
抱っこされると安心・リラックスできる「オキシトシン」というホルモンが分泌されます。
抱っこすると、赤ちゃんだけでなく、ママ自身も同じホルモンがでて、母乳が出やすくなったり、母性が育まれたりします。
柔らかくて暖かいものが好きだから
子ザルを使った実験でこういうものがあります。
生まれて数か月の子ザルを、以下2種類のママと同じゲージに入れました。
●針金でサルの形をして、ミルクを取り付けた「針金ママ」
●ふわふわのタオルでサルの形をした、ミルクを取り付けてない「タオルママ」
すると、お腹が空いたときだけ「針金ママ」の所に行き、その他はずっと「タオルママ」にしがみついて過ごしていました。
また、驚くと真っ先に飛びつくのは「タオルママ」だったそうです。
この子ザル実験から、赤ちゃんは「暖かくて柔らかいものが好き」という事が分かります。
実際、柔軟剤で仕上げた柔らかいタオルは、赤ちゃんの寝つきをよくするという話は聞きたことがあります。
赤ちゃんは抱っこから「社会性」を学んでいる
赤ちゃんは抱っこされることで
●不安になったとき
●困ったとき
=ママが抱っこしてくれる
という安心感を得ることができます。
加えて、自分が不安になったときや、困ったときは「守ってくれる人がちゃんといる」と思えることができて、ママに対して信頼感も芽生えます。
特定の人を信頼することができれば、そこには絆も生まれてきます。
赤ちゃんの頃に、信頼や絆を抱っこから学べば、成長していく中でも
「自分は守られている」
「困ったときは助けてくる人がいる」
と思え、成長していく上で、いろいろな新しいことへの第一歩を、安心して踏みだせるようになります。
抱っこ癖って大丈夫なの?
赤ちゃんをいつも抱いていると、抱っこされることが癖になってしまい、抱かないと泣きやまなかったり、ぐずったりしてしまうことを「抱き癖」といいます。
昔は
と言われていましたが、今はどの育児書にもそんなことは書かれていません。
むしろ、抱っこをしてたくさん愛情を注いであげた方が、一人遊びが早く出来るようになるとされています。
可能な範囲で赤ちゃんの抱っこ要求には答えてあげたいですね。
楽に赤ちゃんを抱っこする方法
そうなんですよね。
数十分と連続で抱っこを要求されると、流石に疲れてしまいますよね。
赤ちゃんを抱っこするときは、なるべく腕全体で支えるようにし、手首に体重がかからないようにしましょう。
そうすると体重が分散され、首・腰・腕が楽になります。
前傾姿勢になると、腰痛を招く原因になります。なるべく体を起こして、普段の姿勢になるように抱っこしましょう。
少しでも抱っこを楽にする為に、こんなグッズもあるので参考までに
まとめ
家事などで手が離せないときは、しばらく泣かせてから抱っこしたり、抱っこ紐を使ったり、無理をせず家族に頼るなどして上手に乗り切りましょう。
そのうち、もう抱っこはいらないという時期が突然やってきます。