生後3~4ヶ月になると首も座り、寝返りも始まってきます。
そんな時に気になるのが、寝返ったまま「うつぶせ」で寝てしまった場合。
一度は聞いたことがある「SIDS(乳幼児突然死症候群)」になってしまわないかどうか。
できれば、仰向けに戻したいけど
うつぶせ寝のままで大丈夫なら、このまま寝かせておきたい。
この記事では、生後4か月のうつぶせ寝について
- うつぶせのままで大丈夫?
- 注意しなければならない点は?
という疑問の声に答えます。
生後4か月、うつぶせのまま寝かせても大丈夫?
赤ちゃんにとって、うつ伏せ寝は
- 呼吸が楽になり、安眠できる
- 頭の形がよくなる
- 吐きにくくなる
などのメリットがあります。
しかし、うつ伏せ寝は「乳幼児突然死症候群(SIDS)」のリスクを高めることがわかっています。
特に4ヵ月だと、うつぶせに寝返りは出来ても、その状態から仰向けにひっくり返ることはできません。
赤ちゃん自身が苦しくなっても、仰向けになることが出来ない為、生後半年までの赤ちゃんをうつ伏せに寝かせることはお勧めできません。
ただ、そこまで神経質にならなくてもいい
時々赤ちゃんの寝顔をのぞいて、窒息していないかの確認は必要です。
しかし、赤ちゃん自身が首をある程度持ち上げられたり、顔を横にして寝ている場合は、そこまで心配する必要はありません。
うつぶせ寝で寝かせる場合の注意点
●寝具は硬いマットを使用、枕の使用は控えること
●かけ布団やタオル、ひもなどが顔にかからないようにすること
●ベッド回りに、ガーゼやビニールなどは絶対に置かない
●赤ちゃんを暖めすぎず、厚着をさせたり重い布団を使用しない
4ヵ月の赤ちゃんをうつぶせで寝かせる場合は、毎回必ず寝具やその周辺への配慮を欠かさないでください。
例えば
と言う場合。
「乳幼児突然死症候群(SIDS)」による死亡は、週末と冬の期間にソファーで発生する可能性が特に高いと発表されています。
また、厚生省研究班報告書では、赤ちゃんを布団や着衣で暖めるより部屋全体を温かくする方がSIDSの発生が低いことが示されています。
うつぶせ寝対策のアイテム
うつぶせ寝は危険と分かってても
そんな方へオススメの「うつぶせ寝対策アイテム」をご紹介します。
寝返り防止クッション
赤ちゃんの両側にクッションの障害物があり、寝返りを防止してくれます。
左側のぬいぐるみストッパーはマジックテープで取り外し可能ですので、枕の大きさ(幅)を変えられますし、おもちゃのぬいぐるみとしても使用できます。
種類は「ピンクのウサギ」と「ブルーのクマ」があり、ぬいぐるみの中に鈴も入っています。
また、クッションカバーは取り外し可能で洗えるので、よだれやミルク戻しで汚れても清潔に保つことが出来ます。
ベビーモニター
赤ちゃんの服に挟むだけで、15秒間呼吸が無い、または呼吸が早いなどの異常を検知すると音が鳴ります。
スマホアプリと連動しており、呼吸以外にも温度や湿度レベルも、異常があればお知らせしてくれます。
機械自体が薄くて小さので、赤ちゃんの負担にならないし、取り付けも服にパチッとくっつけるだけなので、簡単で便利です。
まとめ
乳幼児突然死症候群(SIDS)の8割は生後6ヶ月までに起こります。
生後4か月の今はまだ、うつぶせ寝には注意が必要です。
ただ、仰向け寝でも乳幼児突然死症候群(SIDS)は起こる可能性はありますので、一概に「うつぶせ寝だからダメ」という事は言えません。
寝返り防止クッションや、ベビーブザーなどのアイテムを活用して、上手に乳幼児突然死症候群(SIDS)を防ぎたいですね。