妊娠数週が進むにつれて、ママの体と心は徐々に変化していきます。
体の変化の原因は、妊娠によるホルモンの変化が影響しています。
赤ちゃんを産んで育てるために体が環境を整えようとしているのですね。
また、おなかの赤ちゃんに栄養を送るため、母体の血液量が増え、妊娠前より鉄分などの栄養がたくさん必要になったりします。
最初は戸惑いますが、変化の理由を知って上手に付き合いましょう。
おなかが大きくなる
お腹が大きくなることは、おなかの赤ちゃんが順調に成長している証です。
おなかが大きくなると、子宮が胃や膀胱(ぼうこう)、腰、腸などを圧迫して、食べられなくなったり、腰痛や頻尿、便秘などを起こしやすくなります。
また、大きなおなかがつかえて、家事がしづらくなります。
家事は極力他の人に手伝ってもらいましょう。
また、妊娠5ヵ月ごろから胎動を感じ始めるので、おなかに触ったり、話しかけたりしてコミュニケーションを取るのも楽しいですね。
体毛が濃くなる
妊娠すると様々なホルモンが分泌される影響で、ママの体毛が濃くなります。
濃くなる部位は個人差がありますが、へそから陰部にかけての縦ラインや背中、胸、足などが主な部位になります。
乳房が大きくなり、乳頭や乳輪が黒ずんでくる
妊娠初期から徐々に乳頭が大きくなっていきます。
同時に授乳に備えて、皮膚を強くしようとするため、メラニン色素が増えて乳頭や乳輪が黒ずみ、大きくなります。
乳房が大きくなることで肩こりを感じるママもいます。
また、セックスするときに乳頭を刺激するのはやめましょう。
お腹が張ってトラブルの原因になることがあります。
妊娠線ができる
妊娠線とはみみず腫(ば)れのような赤い線で、妊娠による体の変化で皮下組織が急激に伸ばされて裂け、皮下出血が起き、表皮に透けて見えます。
おなかや胸、太ももなどの脂肪がつきやすい所に出やすく、皮膚がでこぼこになることもあります。
皮膚の乾燥も妊娠線ができやすくなる原因なので、保湿クリームでケアしてください。
体重の増加
妊娠中の身体はおなかの赤ちゃんを守るため、ホルモンの影響で脂肪がつきやすくなっています。
また、血液量の増加や赤ちゃんの重みで体重が増加します。
体重管理の為に、ウォーキングなど適度な運動を心がけ、ストレスで食べ過ぎないように注意しましょう。
まとめ
以上、妊娠中に現れる主な変化でした。
最初は戸惑うかもしれませんが、ママの体や心の変化は赤ちゃんの成長の証です。上手に付き合っていきましょう!