下の子が生まれてから、上の子がよく指しゃぶりをするようになった・・・
気がついたらやっている変なクセ。
乳幼児期によくみられる症状で、親から見るととても気になってしまうものです。
でも、無理にやめさせないほうがいいって知っていましたか?
この記事では、そんな子どもの気になるクセ
- 指しゃぶり
- つめかみ
- チック
- どもり
の4種についてその症状と親の対応についてを書いています。
パッと読むための目次
よく見られるクセの種類は?
指しゃぶり
子どものほとんどが指しゃぶりを経て成長します。
指しゃぶりは発達過程に見られる一過性のことが多く、退屈なときやてもちぶさたのときによく見られます。
たまに、下の子が生まれるなどの精神的なストレスから起きることもあります。
指しゃぶりがでた時の親の対応は?
大きくなるにつれて、指しゃぶりが恥ずかしいという気持ちが芽生えて、自然としなくなることが多いです。
ですので、心配する必要はありません。
遊びに夢中になっていて、いつの間にかしなくなっていたという場合もありますので、「そのうち治る」というおおらかな気持ちで見守りましょう。
もし、下の子が生まれて赤ちゃん返りの症状として起きたのであれば、できるだけ子どもと一緒にいる時間を多くしましょう。
つめかみ
つめかみは、指しゃぶりよりも年齢が大きくなってから表れることが多いクセです。
指しゃぶりの延長上にあるクセで、緊張しやすい子どもが無意識でやってしまうことが多いとされています。
つめかみがでた時の親の対応
指しゃぶり同様に、それほど心配する必要はありません。
大きくなって恥ずかしいと思うようになれば、自然とつめかみをしなくなります。
急につめかみをしだした場合は、何かストレスや緊張状態が続いているのかもしれませんので、思い当たる原因は取り除いてあげましょう。
どもり
子どものどもりは、言葉の発達する幼児期によく見られます。
緊張しやすいタイプやナイーブなタイプの子どもに多いとされています。
どもりがでたときの親の対応
言葉の発達とともになくなりますが、長く続く子供に「もう一回言って!」などと言い直しさせない様にしましょう。
かえって言葉が出なくなってしまい、お話してくれなくなります。
小学校に入学しても続くようであれば、言語治療の専門医に相談してみてください。
チック
目をぱちぱちさせたり、顔の一部がぴくっとしたり、小さな動きだけが起きる単純性チックです。
他に、ぴょんぴょんはねたり、大声を出したりする運動性のチックもありますが、稀なケースとされています。
特に、子どもが緊張した時によくみられる症状です。
チックがでた時の親の対応
チックは緊張するタイプの子どもに多いので、子どもに意識させすぎないことが一番です。
叱って「やめなさい!」と言ってやめられるものではないので、しばらく様子見しましょう。
チックが治ったと思っていても、極度に緊張するようなことがあると、また出てくることがあります。
クセは無理にやめさせないで
子どもの変なクセが突然始まったと思ったら、注意するよりも前に、子どもの周りの環境の変化を見てみましょう。
子どもはストレスをうまく話せないため、心や体の症状としてでることがよくあります。
クセを無理にやめさせようとすると
- 夜泣きが始まる
- 隠れてコッソリするようになる
など、別の問題がでてきて悪循環に陥ってしまう可能性があります。
まとめ
変なクセ、何とかやめさせたいと神経質になる気持ちもわかりますが、乳幼児期のクセは無意味に、無意識に繰り返してしまう動作がほとんどですのです。
また、大きくなるにつれて自然になくなる場合が多いので、あまり深刻にとらえ過ぎないようにしましょう。