家族に赤ちゃんが増えると、夫婦ふたりで生活していた頃より、家事が増えるのはもちろんのこと、慣れない育児も始まりますよね。
この記事では、産前からできる産後1ヵ月を見据えた、家事や育児の体制づくり、赤ちゃんを迎える準備について、ご紹介します。
産前の動ける今のうちに、できることは準備して、万全の状態で赤ちゃんを迎えましょう!
パッと読むための目次
産後1ヵ月のママの様子
まず、産後すぐママと赤ちゃんはどの様な感じなのでしょうか。
産後すぐママの状態について
出産は交通事故にあったくらいと例えられるほど、体にダメージを受けます。
産後1ヵ月は無理をせず、安静にして養生しましょう。
また、激変するホルモンの影響に加えて、昼夜も頻回に続く授乳で寝不足が続きます。
そのせいで、ママの頭はぼんやりしがちで、疲れもピークに達します。
産後1ヵ月健診までは、赤ちゃんは室内で過ごすのが基本なので、お出かけも思うように出来ません。
産後すぐ赤ちゃんの状態について
生後まもない赤ちゃんの胃は、サクランボくらいの大きさです。
授乳してもすぐにお腹が空いてしまいます。
また、新生児はユルユルうんちを何回もします。
放っておくと肌がかぶれてしまうので、1日に10回程度おむつを交換しなければなりません。
家事・育児の体制づくり
まず最初に、親などに入院中や産後すぐ、お手伝いをお願いできるかどうか確認しましょう。
自分一人でしようとすると結構大変なので、この時期だけでも借りれる手は借りましょう。
地域のサポートを利用するのもあり
夫や親のサポートが難しい場合は地域のサポートサービスの利用を検討しましょう。
地域で、援助を受けたい人と、助けたい人が登録して助け合うサポート組織。家事を頼める産前産後支援もあります。
●費用目安:1時間1000円前後
家に来てもらって、赤ちゃんのお世話を頼むことが出来ます。乳幼児・病児・夜間のシッターを頼めるところもあります。
●費用目安:1時間2000円前後
実家やパパに頼れない時や体調不良の時に、買い物や洗濯、掃除などの家事をお願いできます。
●費用目安:1時間1500円前後
これらの家事育児のお助けサービスがありますので、利用を検討しておきましょう。
自動家事家電の購入を考える
食洗器や全自動乾燥機付き洗濯機など、家事の効率化に役立つ家電の購入を考えましょう。
日用品・食材をストックをしておく
産後すぐは、なかなかお買い物に行けないものです。
トイレットペーパーなどの日用品は買いだめ、缶詰やレトルト、冷凍食品などの簡易食材はストックしておきましょう。
宅配サービスも事前に調べておくと、いざというときに慌てなくて済みますし、便利です。
赤ちゃんを迎える準備
部屋作り
家族に赤ちゃんが加わると、赤ちゃんの物が想像以上に増えます。
これを機会に夫婦で断捨離にチャレンジして、要らないものを捨てて、お部屋を整理しましょう。
また、ベビーベッドの置き場や、日中赤ちゃんが過ごせる場所を確保し、おむつや沐浴グッズなども使いやすい場所に配置しましょう。
赤ちゃんのグッズをそろえる
赤ちゃんのグッズは細々したものまで幅広くありますが、ここでは産後1ヵ月を見据えた「最低限必要なもの」をご紹介します。
おっぱい授乳アイテム
授乳中のママのおっぱいは妊娠前の2サイズくらいアップします。
ですから、授乳がしやすい使用になっている、バストを圧迫しない授乳専用のブラジャーを使いましょう。
赤ちゃんをクッションの上に寝かせることで、授乳姿勢が楽になります。
授乳姿勢が悪いと、肩や背中が凝ったり、乳首が切れる可能性もあります。
妊娠中から抱き枕として使用できるタイプもあります。
ミルクアイテム
母乳育児のつもりでも、ママが風邪などの病気になってしまった時や、乳首が切れた時、外出時など、なんらかの理由で直接母乳をあげられない時に1本でもあると安心です。
哺乳瓶と同じく常備しておくと安心です。
特に、計量スプーンいらずで、持ち運びに便利な個包装やスティックタイプがオススメです。
赤ちゃんの口に触れるものの洗浄・除菌グッズです。
哺乳瓶やおしゃぶりなど、洗ってからつけておくだけでいいので、とても簡単で便利です。
おふろ・ベビーケアグッズ
生後一ヶ月くらいまでは、菌に対する抵抗力も弱いため、大人とは別のお風呂に入れてあげましょう。
使わないときは折りたためる、エアタイプがオススメです。
香料や石油系界面活性剤など、肌を刺激する成分が入っていない無添加のベビー専用のものを使用しましょう。
泡で出てきて、片手でも簡単に押せるポンプタイプのものが便利です。
大人の約半分と、薄くてデリケートな赤ちゃんのお肌は、乾燥しやすいです。
沐浴後はしっかり保湿して肌トラブル予防に備えましょう。
おむつ
生まれたばかりの赤ちゃんは、日に何度もおしっことうんちをします。
おむつの中は蒸れやすく、放っておくとオムツかぶれの原因になりますので、こまめに好感してあげましょう。
赤ちゃんそれぞれの体型や肌の相性がありますので、最初のうちはまとめ買いせず、赤ちゃんに合う、体にフィットして動きやすく、漏れなく通気性の良いブランドを見つけましょう。
汚れをしっかりふき取るには、厚手で水分をたっぷり含んだものが便利です。
持ち運び用に、オムツポーチやお尻ふきのフタがあると楽です。
赤ちゃんの名前候補を考えておこう
産後は慌ただしくなりますし、出生後14日以内に出生届を提出しなければならないので、名前の候補を決めておきましょう。
夜間診療所や救急ダイヤルの確認
赤ちゃんは急に熱を出したり、病状が急変することがあります。
厚生労働省が実施している
などもありますので、あらかじめ分かりやすい場所にメモしておき、緊急のときに利用しましょう。
意外と忘れやすい、ベビー肌着の水通し
買ったばかりのベビー肌着やウェアは、糊がついたままになっている可能性があります。
赤ちゃんの肌へ刺激になりますので、水洗いしましょう。
基本的には水洗いでOKですが、洗剤を使う場合はベビー専用のものを使用しましょう。
まとめ
以上、産後一か月を見据えた出産準備リストでした。
産前も、体調がすぐれない日などがありますので、無理のない範囲で一つ一つ準備していきましょう。