妊娠したら、憧れのマタニティライフが始まる
妊娠する前、マタニティマークをつけている妊婦さんを見て
そう思っていました。
でも実際に妊娠して始まったのは、「地獄のつわりライフ」
※ここから先の内容は、一部不快に思われる表現を用いている可能性があります。苦手な方はご注意ください。
パッと読むための目次
つわりがこんなにしんどいなんて知らなかった
私のつわりが始まったのは、妊娠5週目あたりからでした。
急にドンとしんどいのが来るのではなく、ジワジワ侵されていく感じでした。
つわり超初期:「ちょっと気持ち悪いな~」
つわり初期:「うわー、吐きそう」
つわり中期:「ダメ、吐く」
つわり絶頂期:無言・・・ゲロゲロ
つわりのタイプが「吐きつわり」の場合このような感じで進行します。
一般的につわりは安定期に入る手前、12週~15週頃に落ち着いてくるとされていますが、個人差があり、残念ながら出産まで辛い思いをされる方もいます。
今回はこの「吐きつわり絶頂期」の時のお話を、みんなの体験談と私の体験談をふまえてしたいと思います。
つわりがこんなにしんどいと分かっていたら、妊娠しなかったかもしれない
つわりが辛すぎて、本当にみんなが乗り越えてこられたのか不思議で「悪阻 自殺」「悪阻 いつまで」「悪阻 中絶」とかでよく検索していました。
眠っている時間が唯一、辛さから解放される時だったので、つわりが終わるまで眠らせて欲しいと思っていました。
ずっと眠っていたいのに、気持ち悪すぎて眠れず、やっと眠れたと思ったら起きた瞬間何倍にもなった吐き気に絶望していました。
体験談1
と思われるかもしれませんが、冗談ではなく本気でそれくらいの精神状態に持っていかれます。
つわり期間中、家事などが全くできず、実母に少し手伝いに来てもらっていたのですが、毎日泣きながら
なんでまだ終わらないの?(怒り)
ねぇ、もう終わる?明日にはマシになってるよね?(懇願)
もう、死にたい、生きてる意味って何?(悲観)
などの言葉を何度も何度も、繰り返し吐いていました。
つわりの期間中は、ただただ、息を吸って吐くだけの生物として存在していました。
つわりもこんなに辛いうえに、待ち受けている出産も痛いなんて、よく人類は今まで絶滅しなかったなと思います。(笑)
体験談2
出産は「痛い」という話はよく聞きますが、つわりが「辛い」という話は、妊娠してから実際に体験して初めて知りました。
そして、赤ちゃんが欲しかった気持ちはどこぞへ吹っ飛び、妊娠したことをとても後悔してしまいました。
つわりってどんな辛さなの?
経験した人それぞれ辛さは違いますが、身体だけでなく精神的にやられます。
水を飲んでも吐いて、体重がどんどん落ちて、立とうとするだけでまた吐く。
ずっとトイレの近くを這いつくばって、子供を産む前に自分が死ぬんじゃないかと思っていました。
体験談3
吐きつわりを経験していない人からすると
と思われるかもしれませんが、食べなくても吐くんです。
胃の中が空っぽになると、胃液を吐くし、胃液で食道や喉がやられて最終的に血を吐きます。
ひどい場合は入院もありえます。
9キロ痩せて4回入院しました。
頭痛・めまい・吐き気で携帯を見る気力もなく、つわりが終わるまで本当に苦しかったです。
体験談4
2.3日程度ならまだしも、何ヶ月も続く、いつ終わるか分からないこの恐怖感、忘れられません。
と精神的に苦しかったです。
中には「お産よりも酷かった」と言っている声もありました。
確かにお産は、陣痛が始まってから最高でも3日以内には解放されます。
しかし、つわりはいつ終わるか分からない地獄です。
一番辛いのは、つわりが周りに理解されないこと
周りの理解が得られない人の声もたくさんありました。
入院する程しんどいつわりで、24時間乗り物酔い状態。
病院では同じ病室の人が「悪阻で入院って甘くない?」とヒソヒソ話しているのが聞こえてきて泣いて過ごしました。
体験談5
年齢層の高い方などは、「昔はあーだった、こうだった」だの言いがちですよね。
言葉を発している本人たちは、そこまで悪気はないのかもしれませんが、つわりで苦しんでいるうえに、心無い言葉を投げかけられると、精神がズダズタにやられます。
「つわりは気の持ちよう」なんて言われたりすることに殺意を覚えました。
気の持ちようで吐き気が減ったら苦労しない。
体験談6
同じ出産を経験している女性でも、重いつわりを経験していない人の言葉は、時に残酷です。
私も、つわりが酷くて病院に相談しに行った時、妊娠を経験されている女性のお医者さんだったのですが
と言われたときは絶句しました。
ちなみに2人目は、その産院では産んでません(苦笑)
一度つわりを経験したからこそ分かる、2人目のつわりの恐怖
つわりが「当たり前」で済まされるなんて、絶対におかしいと思います。
本当に体験した人じゃないと、到底分からない苦しみです。
そのため1人目妊娠より、2人目妊娠の方が勇気がいりました。
妊娠した瞬間に後悔するんじゃないか、またあの悪阻に耐えれるのだろうか
体験談7
2人目妊娠へ、つわりへの不安が痛いほどわかります。
私は幸運なことに、2人目は1人目よりはマシだったのですが、耐えられるかという気持ちは常にありました。
最後に
つわりは本当に苦しくてしんどいものです。
想像を絶するレベルで、自分ではコントロール不可能です。
ただただ横になって時が過ぎるのを待つしかなく、出産とは違う辛さがあります。
乗り越えても誰も褒めてくれないし、讃えてもくれませんが、本当によく耐えたと自分で自分を称賛してあげてくださいね。
残念ながら、つわりを確実に抑える効果的な薬や対策はない
一説には、被験体が妊婦になってしまうため、むやみやたらに研究や実験ができないため進まないとされています。
自分の子が、子供を産むときに同じ思いをしなくて済むように、もっと研究が進んで欲しいものです。
そして、つわりへの理解が広がり妊婦に優しい世の中になってほしいものです。