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「つわり」ってそもそも何?
つわりとは、妊娠するとあらわれる「吐き気」「嘔吐」「食欲不振」「頭痛」「倦怠感」など生理現象を伴うの症状のことです。
この症状には個人差が大きく、全体で妊婦さんの約20%は「全然つわりを感じない」という方がいます。
しかし、約80%の妊婦さんはつわりを経験します。
つわりの原因は?
つわりの原因は、現代の医学でもはっきりとは解明されていませんが、赤ちゃんができたことによって
- ホルモンバランスの乱れ
- 自律神経の乱れ
がおこり、ママが急激な体の変化に適応できずにおこるとされています。
つわりはいつからいつまで?
つわりは4~6週頃から始まり、12~16週の安定期に入るころに落ち着くのが一般的とされています。
しかし、場合によっては妊娠後期まで続く人もいます。
また、ママの体に支障が出る程つわりが酷い状態を「悪阻(おそ)」といい、普通のつわりよりもパワーアップした「重いつわり」になる方もいます。
という心無い言葉がありますが、実際には病気のように(病気以上に)しんどくて辛い場合があります。
つわりってどんなの?症状は?
つわりの症状は、大きく分けると4種類の症状があります。
吐きつわり
おう吐や吐き気が常につきまといます(常に2日酔い/乗り物酔い状態)
妊婦さんの50~90%がこの「吐きつわり」を経験するとされており、映画やドラマなどでも妊娠したシーンで使用される象徴的なつわりです。
「常に気持ち悪いけれど、吐くほどではない」という軽い人もいれば、「1日10回、トイレで吐く」「胃にモノが無くても、吐く」という重い方もいます。
食べつわり
空腹や満腹で気持ちが悪くなり、吐き気がでてくる症状です。
食べつわりは、加減が難しく、程よく食べなければ気持ちが悪くなるという難しいつわりです。
また、全く食欲がでないこともあります。
においつわり
色々な「におい」にとっても敏感になります。
今まで気にならなかったにおいが分かるようになり、苦手なにおいを嗅ぐと、気分が悪くなって吐きたくなります。
眠りつわり
どれだけ寝ても1日中ずっと眠い状態です。
起きているときは体がだるく、頭がぼーっとすることがあります。
その他にも、よだれが多く出る「よだれつわり」、頭痛がおこったり、味の好みが変化したり、気持ちが不安定になるなどの症状がでる場合があります。
つわりが始まったら無理せず休める時は休んで
妊娠が判明して嬉しい反面、つわりが始まったら辛い思いをし、精神的に不安定に感じるママも多いと思います。
つわりは急激な体の変化に、ママの体が一生懸命ついていこうとしている時期です。
無理をせず、家事は手抜きにしたり、家族に協力してもらったり、職場の理解をもらったりして、できるだけ休みをとるように心がけてくださいね。
毎日つらいですが、つわりはお腹の中の赤ちゃんが元気に育っている証拠でもあります。
一定時期を抜ければ症状が治まることがほとんどですので、上手に付き合って乗り越えていきましょう。