共働きで働いている家庭の子どもは、日中のほとんどを保育園で過ごします。
時間で言うと、朝の8時過ぎから夕方の18時くらいまでは保育園です。
そうなると、睡眠時間をのぞいて子どもと一緒にいられる時間は、平日でいうと
- 朝の1時間
- 帰宅後の3時間
計:4時間となります。
そんな子どもを見て「かわいそう」という人がいます。
実際、私が0歳児だった娘を保育園に預けて働きに出たとき、職場の同僚にも義母にも同じ「子どもが小さいのにかわいそうに・・・」と言われました。
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子どもへの愛情の深さ=「時間の長さ」ではない

「かわいそう」と言葉をかける人は、子どもと関わる時間が長ければ長いほど、愛情が伝わるのだと勘違いしています。
そんなわけありません。
子どもと関わる時間が長くても、テレビや動画に長時間ずっと頼っていたりしたら、それは愛情を注いでいると言えるのでしょうか?
一番大切なことは、一緒にいる時間の長さではなく、短い時間でもたっぷり愛情を注ぎ、子どもとしっかりと向き合うことです。

どうやって子どもと関わればいいの?

仕事帰りに保育園に迎えに行って、帰宅後にまず夕食の準備があります。
その間は、子どもの相手をすることは困難です。
でも、夕食はできるだけ子どもと一緒に食べるようにしましょう。
ひとりぼっちで食べるごはんより、誰かと食べるごはんの方が数倍おいしいですし、3歳以上の子どもであれば、保育園であった出来事や楽しかったことをお話してくれます。
この時間は、子どもとのおしゃべりを楽しむ時間と割り切りましょう。
夕食が終われば、お風呂の時間です。
まだ一人での入浴は危険なので、一緒に入りながら歌をうたってあげたり、数をかぞえたり、スキンシップをたくさんとれば、子どもの体も心もポカポカです。
夜寝るまでは、ほんの少しの時間しかありませんが、できるだけ掃除や洗濯は後回しにして、子どもに絵本をよんだり、おもちゃで一緒に遊んだりしてあげてください。

毎日できなくて大丈夫、しんどい時は誰にでもある

日によっては仕事で忙しくて、疲れて動けないときもあります。
そんな時は
と小さな子ども相手でもきちんと説明してみてください。
子どもはどんな時でも、親の笑顔が大好きで、辛そうな顔・悲しそうな顔は嫌いなものです。
言っている意味がわからなくても、きちんと説明して話せば、子どもなりに「大変なのかも」と感じとってくれます。
忙しい時も子どもにきちんと説明するのが大事
忙しい時は「あとにして」「忙しいから」と言わずに、「今、お料理をしていて火を使っているから、ちょっと待ってて」っと何をしていて今は相手ができないと説明するのが大切です。
イライラして無駄に叱ってしまった時も、「ごめん、怒り過ぎちゃった」と子どもに素直に謝るようにしましょう。
子ども自身は意外と平気
保育園に通っている子どもの環境は、0歳~1歳から預けられている友達がほとんどです。
ですから、自分だけが「かわいそう」な環境であるとは思わないですし、プロの保育者さんがママの代わりに、たくさんの遊びでスキンシップを取ってくれます。
それに、家ではなかなかできない泥んこ遊びだったり、友達とのやり取りを小さいうちから経験できるのは保育園の魅力です。
まとめ
短い時間しか子どもと関われないから「子どもがかわいそう」ということはありません。
一番大切なのは、一緒にいる時間の長さではなく、短い時間でも子どもとしっかり向き合い愛情を注ぐことです。
決して、共働きで働いているからといって子どもが不幸なわけでもありませんし、働いているからこそ親子で得られる喜びもたくさんあると思いますよ!