この記事では、赤ちゃんが寝ない理由と対策についてをご紹介します。
想像していたのと違う、育児あるあるNo.1「赤ちゃんは寝ない!」
この時期に、ママは人生最大の寝不足に襲われます。
これはもう、ママの通過儀礼みたいなものです。
稀にSNSの見ていると
などと投稿している、ママがいます。
そんな投稿をみて
「うちの子は寝てくれない・・・」
と落ち込むママもいるかもしれません。
が、安心してください。
そんな赤ちゃんはレアです
大抵の赤ちゃんは、ワケがあって寝ません。
そのワケとは何なのか、それを解消する対策はどうすればいいのかについて、お話します。
赤ちゃんが寝ないワケ
人間には、眠りを誘うホルモン「メラトニン」というものがあります。
真夜中がメラトニンの分泌がピークで、朝の光を浴びると分泌がストップして目が覚めます。
赤ちゃんがお腹にいる時も、ママのメラトニンの影響を受けていて、ママが寝ている時は胎児も寝ていると考えられています。
赤ちゃんは子宮の外に出ると、ママからこの眠りを誘う「メラトニン」というホルモンを受け取れなくなってしまいます。
そして、赤ちゃんはまだ自力で「メラトニン」を生成できません。
では、どうすれば寝るようになるの?
ママからメラトニンを受け取れなくなった赤ちゃんが、よく寝るようになるためには
- 赤ちゃんが自分でメラトニンを作れるまで発達を待つ
- 外から補ってあげる
この2つの方法しかありません。
メラトニンを外から補う方法
メラトニンを外から補う方法は、ずばり「夜の授乳」
ママの夜間にあげる母乳には、メラトニンを多く含んでいます。
ですから、それを飲んだ赤ちゃんは、夜間の睡眠が促進されるという研究結果があります。
ママの授乳は、メラトニンを赤ちゃんに送り続けることができるので、積極的に飲ませてあげましょう。
体内時計を操作してあげよう
実は母乳よりも、この「体内時計」を操作してあげる方が大事なのです。
体内時計とは、別名「生物時計」とも言われ、人間では目の奥(脳内)にあります。
ここが、光を有無を感じて、眠気を感じさせたり、目覚めさせたりしています。
もちろん、赤ちゃんにも体内時計は備わっていますが、残念ながら未発達状態。
ですから、赤ちゃんの体内時計をきちんと機能させるために、光をコントロールしてあげましょう。
朝や日中は光を浴びさせて明るく、寝る時は暗くしてあげること!
なんだそんなことか~と思われるかもしれませんが、実はこれ、赤ちゃんの体内時計を機能させるのに一番大切な事なのです。
・大人の夜更かしに付き合わせる
・夜に赤ちゃんの寝顔を光を当てて覗かない
・夜中の授乳もなるべく暗い環境で
赤ちゃんの24時間リズムの発達の為には、明暗環境は約半々の時間が効果的とされています。
ちなみに、お昼寝は明るいままで大丈夫です。
ママのイライラが赤ちゃんに伝わることも
わかります。
うちの子も、ぜんっぜん寝ない子でした。
抱っこして、極上のゆ~らゆ~らをする為に、真夜中部屋中をゾンビのように徘徊しました。
心音に近い音楽が良いというので、流してみました。
赤ちゃんが落ち着く香りというのも試してみました。
抱っこしすぎて、腕が腱鞘炎一歩手前までダメージを負いましたし、寝不足でイライラするしで、とても苦しい期間でした。
赤ちゃんがメラトニンを自分で生成できるようになるのは、大体3ヶ月くらいからです。
体内時計が整い始めるのも、3ヵ月前後と同じくらいの時期です。
つまり、この時期に赤ちゃんが寝ないのは当たり前です。
赤ちゃんも、この世界に馴染もうと3ヶ月の間に努力しているのです。
親のイライラは赤ちゃんにダイレクトに伝わってしまいます。
どうしても無理なときは、ちょっと休憩しませんか?
おむつもOK、ミルクもOKで寝ずに泣いているなら、多少放っておいても大丈夫です。
そうでもしないとやってられないし、そうした方が心に余裕が持てたからです。
寝る時に泣くのも理由がある
寝ない上に泣かれると余計しんどいですよね。
でも、泣くのにもちゃんとした「赤ちゃんなりのワケ」があるんです。
フロイトという心理学者が発表した説によると
赤ちゃんにとって眠るということは、自分の存在がこの世から消えてしまうことと同じであり、それに対して大きな恐怖心が呼び起こされる
のだそうです。
つまり、赤ちゃんにとっては「眠る=もう目を覚まさないこと」であるため、眠りに入ることが怖いというわけです。
時間の感覚があいまいな赤ちゃんは、眠りに落ちても「また目が覚める」ことをまだ理解できません。
大きくなるにつれて
「眠っても目が覚めれば明日がくる」
ということを理解できるようになると、この恐怖心はだんだん消え、泣くことも減っていきます。
まとめ
一人目の最初の育児の時は、赤ちゃんが寝ない事にすごく悩んで、ノイローゼ気味になりました。
でも、赤ちゃんは寝ないのが当たり前、泣くのがデフォルトと言うことを知り、2人目の時は、だいぶ心に余裕を持つことが出来ました。
1人目を経験して、しんどいのはこの数か月間だけということも分かりました。
今を全力で過ごしているママさん!
赤ちゃんとは寝ないし泣く生き物だから、少し肩の力を抜いてくださいね。