「妊娠が発覚した!」嬉しさと同時に押し寄せてくる将来への不安。
仕事を辞めるのか、続けるのか、この時期の選択が今後の人生の分かれ道といっても過言ではありません。
今回はそんな悩めるママに、気持ちの整理をつける9の項目をご用意しました。
パッと読むための目次
1.仕事を続けるメリットを考えてみて
まず、自分にとって「仕事」を続けるメリットを考えて見ましょう。
例えば
- お金が手に入る(自分の好きに使えるお小遣い稼ぎ)
- 仕事が楽しい(職場の仲間といることが好き)
- 生活にメリハリをつけることができる
などをあげてみてください。
2.今後も仕事でステップアップしていきたいと思ってる?
仕事をしていく上で、やりがいやモチベーションにつながる職場でのステップアップ。
平社員のままではなく、会社を引っ張っていける/責任ある仕事がしたいと思っていますか?
産後も
「会社のためにもっともっと頑張りたい」
「自分はまだまだ会社で活躍したい」
という熱い思いがあるなら、続ける方向で検討しましょう。
3.毎日が育児だけに費やされることに抵抗はある?
赤ちゃんが生まれると、今までの生活は一変し「赤ちゃん中心の生活」になります。
もちろん産まれてすぐは、ママも慣れるために赤ちゃん一色で頑張らなければなりません。
しかしその先、ずっと子供と一緒に過ごしていたいと思うママもいれば、少し育児から手を放して気分を変えたいというママもいます。
4.パパはママの仕事に理解はある?
「パパの顔色をうかがえ」と言う気はありませんが、やはり一緒に暮らしている運命共同体。
パパの「ママの仕事に対する考え方」も聞いておかなければなりません。
5.仕事を辞めた場合の世帯収入で生活していける?
生活をしていくうえで一番大切なモノである「お金」
ママが仕事をやめることによって、家計が火の車になってしまうことは、避けたいところです。
今、パパに十分な収入があったとしても、子供はどんどん大きくなってお金もかかってきます。
大学までかかる養育費を見据えて働く
出産から大学卒業まで、一般的に子どもが社会人となるまでの22年間における養育費は、約1,640万円とされています。
詳しい内訳
出産・育児費用 | 約91万円 |
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子どもの食費 | 約671万円 |
子どもの衣料費 | 約141万円 |
子どもの保健医療・理美容費 | 約193万円 |
子どものおこづかい額 | 約451万円 |
子どもの私的所有物代 | 約93万円 |
参照:AIU保険「AIUの現代子育て経済考2005」
費用は多い年・少ない年と変動はありますが、年間平均的にいうと100万円くらいかかると考えてください。
もちろん、子どもが進む進路(私立か公立か)によっても金額は大きく変わります。
6.勤務先で出産した女性が働きやすい制度や環境はある?
職場に育休・産休を取得して帰ってきた先輩ママはいますか?
先輩ママが時短やリモートワーク、周囲の協力のもと働けているなら問題ありません。
しかし
- 先輩ママが辛そうに働いている
- そもそも上司や周囲の理解があまり得られない
場合は「制度」が整っていても、いばらの道を歩くことになりそうです。
7.パパは家事や育児に協力的?
赤ちゃんが産まれた直後は、四六時中の育児と産後の母体を心配して何かと協力的なパパも、3ヶ月もするとすっかり育児はママ任せ・・・
なんてことになりませんか?
そんなことにならないように、夫婦でしっかり「育児や家事の分担」について話し合いをしましょう。
パパにも育休をとってもらうという方法
共働き夫婦の場合、パパが育児休業を習得するという選択肢があります。
最近では、パパの育児参加も積極的になったと言われていますが、日本ではまだまだパパの育休取得の壁は厚いようです。
しかし、パパの育休取得は法律できちんと認められている権利です。
パパが育休をとれる期間は?
パパが育休をとることが出来る期間は、子供の出産から満1歳の誕生日の前日までになります。
基本的には、ママと交代して育休をとる形になります。
出産直後のママの産休(56日間)と重なったとしても、この期間はパパも育休をとることが可能です。
しかし、お互いにまとまった期間しかとることは出来ないので、交互に数か月ずつ育休を繰り返すことは出来ません。
パパが育休を取得した場合の「育児休業給付金」は?
基本的にママと同じ条件になります。
賃金月給×0.3×育休月数=支給額
もらえる金額には上限があります。※上限は125,820円(金額は毎年8月に変更されます)
また、賃金金額が419,400円を超える人は支給額が30%以下になります。
8.祖父母のサポートは得られる?
共働きで子どもを育てているママが一番困る場面は「子どもが病気になった時」なのではないでしょうか。
病気の場合、保育園や地域施設に預けることが難しく、やはり祖父母にお願いするのが心強いものです。
ただ、祖父母が必ずしも近くに住んでいるというわけではないし、現役バリバリ働いているという場合もあります。
祖父母にも都合や家庭状況がありますので、いざという時だけでもお願いできないか相談してみましょう。
9.子どもを保育園などの施設に任せることに抵抗はない?
育休の間ずっとママにべったりの赤ちゃん。
時期が来て急に他人に子どもを任せることに、罪悪感や抵抗を感じてしまうママもいます。
きちんと割り切って、任せることはできますか?
決して、ママが働いているから・他人に見てもらっているからって、子どもが不幸なわけでもありませんし、働いているからこそ親子で得られる喜びもたくさんあります。
子どもへの愛情の深さは時間の長さではない
子どもとずっと一緒にいるママの方が、愛情が深いということはありません。
何よりも大事なのは、子どもと一緒にいる時間の長さではなく、短い時間でもたっぷり愛情を注ぎ、子どもとしっかり向き合ってあげることです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
妊娠・出産を機会に仕事を続けるか辞めるか迷ったら
- 仕事を続けるメリットは何?
- 今後も仕事でステップアップしていきたい?
- 毎日が育児だけに費やされることに抵抗はある?
- パパはママの仕事に理解がある?
- ママが仕事を辞めた場合の世帯収入で生活できる?
- 会社で出産した女性が働きやすい制度・環境がある?
- パパは家事や育児に協力的?
- 祖父母のサポートは得られる?
- 子どもを保育園や他人に任せることに抵抗はない?
気持ちの整理をつけるこの9の項目を参考に考えてみて下さい。