赤ちゃんに会えるまであともう一息!通常の身体と比べるとお腹が大きくなって動きづらくなり、身体の不調があちこちに現れます。
そんな「身体の変化」を知り、少しでも緩和する方法をご紹介しています。
パッと読むための目次
そもそも妊娠後期って?
→主に妊娠8~9ヶ月(28~39週)のことを指します
この時期の赤ちゃんの体重は「1000g→約3000g」と一気に増えます
その為、妊娠後期の子宮は一番上の部分がみぞおちあたりまで上がってきます。
- 結果・・・胃・横隔膜が押し上げられ、心臓や肺が圧迫される
- 胃の圧迫による変化 → 「むかつき」「食欲不振」
オススメ緩和方法・・・食欲がわかないときは、一度に食べる量を減らし、回数を増やして必要な栄養をとりましょう
- 心臓・肺の圧迫による変化 → 「動悸」「息切れ」
オススメ緩和方法・・・無理は禁物。ゆっくり体を休めてください。特に高齢出産の妊婦さんは血圧が上がりやすいので要注意
圧迫されるのは身体の上だけ?いいえ、もちろん下も後ろも・・・
- 腸の圧迫による変化 → 「便秘」「痔(切れ痔・イボ痔)」
オススメ緩和方法・・・この時期の妊婦さんが「便秘」や「痔」になるのは当たり前のことですので、恥ずかしがらずに気軽に産婦人科で相談してみましょう!
- 膀胱の圧迫による変化 → 「頻尿」「尿漏れ」
オススメ緩和方法・・・こまめにトイレに行き、おしもの清潔を保つためにも尿漏れパットやパンツは頻繁にとりかえましょう。赤ちゃんを育てる為、血量が増えている時期なので水分を控えてトイレ我慢はNGです。
尿漏れと見せかけ破水の可能性も
「破水」というと「どっばー」と大量に羊水が漏れてくるイメージですが、実は赤ちゃんを包む卵膜が上の方でちょこっと破れていた場合「ちょろちょろ」としか漏れ出てこないので、尿漏れと区別がつきにくいのです。
放っておくと破れている部分からバイ菌が入ったりして非常に危険です。
「あれ?何かおかしい・・・」と思ったときは臭いを嗅いでみてください。生臭いイカの様な臭いの場合、破水の可能性があります。
すぐに産院へ連絡しましょう。
赤ちゃんの重みで骨盤が歪む
前方にせり出した大きなおなかを支える為、常に背中を反らせた姿勢を余儀なくされます。
その結果重みで足の付け根の恥骨が広がり骨盤に歪みが生じ「腰痛」「恥骨痛」を引き起こします。
オススメ緩和方法・・・コルセットや骨盤ベルトで腰を安定させ、あおむけか横向きに寝るのがBESTです。また下記に上げているシップなども有効的に活用しましょう。
妊娠中でも利用できる「第3医薬品」のシップ
第1医薬品・第2医薬品のシップには妊婦さんが避けるべき成分が入っている可能性がありますので、使用の際は自己判断ではなく、薬剤師や産院に相談してみてくださいね。
身体の不調でつらい妊娠後期ですが、ここまでくれば赤ちゃんに会えるまでもう一息です。
生まれてくる楽しみを待ちながら残りの妊婦生活を上手に乗り切りっていきましょう!