働くママの最大のピンチは子どもの病気や感染症。
基本的に熱が37.5℃以上あると、預かってもらえない保育園がほとんどですし、感染症の場合は「登園禁止」になります。
●登園禁止の感染症・病気ってどんなのがあるの?
●病気や感染症を隠して登園するとどうなる?
登園禁止の時の預け先は?という方はこちらの記事をご覧ください
パッと読むための目次
子どもがかかりやすい「登園禁止」になる感染症は?
感染症は、小さなうちにかかってしまったほうが比較的に症状が軽くて楽な場合が多いですが、働くママにとっては、1週間近く登園禁止になるので頭の痛い問題です。
感染症の中には、あらかじめ「予防接種」を受けられるものもありますので、上手く利用しましょう!
「登園禁止」になる主な感染症の種類
インフルエンザ
40℃以上の高熱がでたり、のどの痛み・咳・鼻水などのほか、関節痛・筋肉痛などを伴う病気。
子どもの場合、インフルエンザ脳症になることもあるので、注意が必要です。
水ぼうそう(水とう)
潜伏期間は2~3週間で、微熱と同時に体のやわらかいところに発しんができ、1日のうちに全身に広がる。
直径2~5mmの赤い斑点ができる感染症。
1~2日で発しんの中央部分に水ほうができ、かゆみが出てくる。
はしか(麻疹)
熱や鼻水、くしゃみなど風邪に似た症状がでる病気。
2~3日間の40℃前後の高熱後、37~38℃に下がり、このときほおの内側に、はしか特有の白い斑点が出る。
その後再び、40℃前後に熱が上がり、赤い斑点のような発しんが全身にできる。
おたふくかぜ
潜伏期間は2~3週間で、両耳の下にはれとともに痛みが出る。(片耳だけの場合もある)
熱が出ない子どももいて、耳の下のはれは1週間程度でひくことが多い病気。
風疹(ふうしん)
潜伏期間は2~3週間ではしかとよく似た症状がでる。
発しんは、はしかよりもやや細いピンク色で全身にできる。
耳の後ろのシンパ腺がはれてグリグリができ、熱が出ることもある病気。
百日ぜき
潜伏期間は1~2週間でくしゃみ・鼻水・咳がでる。
1~2週間をすぎたころから咳が激しくなり、咳き込んで顔が赤くなったりする。
コンコンと咳をした後、大きく息を吸うと「ヒュー」という音がする病気。
咽頭結膜熱(プール熱)
夏に多く、39℃以上の発熱とのどの痛みのほか、目のかゆみ/痛み、充血など結膜炎のような症状が出る。
腹痛や下痢・リンパのはれ・発しんなどがある場合もある病気。
保育園によっては登園可能(症状による)な感染症
病名 | 登園状況 |
腸管出血性大腸菌感染症(O-157) | 医師が伝染の恐れが無いと認めるまで登園禁止 |
りんご病(伝染性紅斑) | 登園は医師の判断によるが、顔や手足に症状が出た時点で感染力は無い |
流行性角結膜炎 | 医師が伝染の恐れが無いと認めるまでは登園禁止 |
溶連菌感染症 | 登園は医師の判断による |
急性出血性結膜炎(アポロ熱) | 医師が伝染の恐れが無いと認めるまで登園禁止 |
手足口病 | 登園は医師の判断による |
とびひ | 登園禁止の期間は基本的に決められていない |
感染症にかかってしまったら、隠さずに保育園に連絡
感染症にかかってしまったら、少しでも早く登園させたいという気持ちを抑えて、正直に保育園に連絡しましょう。
保育園では感染症の拡大を防ぐために動くことができます。
基本的に、子どもを預けている親には、「申告の義務」があります。
感染症を申告せず、登園させて園が深刻な状況になった場合、罰則や退園などの重い処分を課している保育園もあります。
まとめ
保育園の集団生活の中で、どうしても子ども同士うつしあってしまうので、仕方ないこととはいえ、仕事が忙しい時に子どもが病気になると泣きたくなります。
が、一番つらいのは子どもです。